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地域と連携し支える「全員参加型医療」の実現

要介護状態となっても「住み慣れた地域でその人らしく暮らす」ことは、医師の診療だけでは成しえません。医師の診療以外にも多様なチームから幅広いサポートが受けられることが重要です。

私たちは「全員参加型医療(Open Medical Community)」を理念に掲げ、地域が一体となって一人ひとりを支える風土・体制づくりのお手伝いも、医師の重要な役割と考え活動しています。

具体的には、地域の医療・介護・福祉職の方、地域住民の方と医療について語り合う「OMC勉強会」の開催や周辺自治体開催の地域包括ケア会議や法人会の活動への参加など、地域に根差し、顔の見えるネットワークのハブとなることを大切にしています。また、地域の事業所への医療用SNSの活用推進など、フラットでシームレスな情報共有の環境を整える活動も行っています。

患者個人の困りごとから、地域全体の困りごとへ。地域に頼られる医療機関の姿を追求すれば、それは、必然的にまちづくりへと繋がります。目の前の患者さんだけではなく、地域全体の不安とも向き合う医師を「やまとプロジェクト」は応援します。


登米診療所ではコミュニティFMで医療・健康に関する情報を伝える番組を10年以上続けています。医療と住民を繋ぎ、地域全体の医療リテラシーを高め「全員参加型医療」を実現しようとしています。
武蔵小杉診療所では毎月、地域の医療介護従事者を招いた勉強会を行っています。ゲストスピーカーによる話題提供や症例をベースにディスカッション形式のイベントとなっています。
やまと診療所高知は2023年10月に開院した家庭医療の診療所です。赤ちゃんからお年寄りまで外来診療、健診やワクチン、発熱外来、訪問診療、看取りまで、また学校医など幅広い医療を行っています。高知ではまだ少ない家庭医を増やすため、家庭医養成プログラムの教育診療所として家庭医の育成に力を入れており、家庭医療専攻医、医学生、研修医が学びに訪れています。
コールメディカルクリニック福岡ではゲネプロとの合同研修プログラムへの参加等を通じた離島支援を行っています。これから日本の多くの地域が人口減少社会へ突入していきます。離島はいち早くこの課題に直面しています。今離島を救えなければ、やがて自分たちの地域さえも救えなくなる。これからの日本の地域医療のあるべき姿のモデルケースとなり得ると考えています。

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