医師のエクスペリエンスを通じた成長Experience
医師も、よりよく生きる
私たちは志を地域医療の力に変えるため医師が志を立てることを支援し、実現に向けて進む医師に伴走します。
そのために、医師自らがビジョンを描き、実現のために価値観を磨きスキルや知識を伸ばせる環境づくりに取り組んでいます。
やまとプロジェクトで得られるエクスペリエンス
やまとプロジェクトで得られるエクスペリエンス
やまとには様々な年代、専門、地域(出身・居住地)の医師が集い、組織をまたいだフラットな対話や協働を促進する風土や仕組みがあります。志を共にしながらも多様性に富んだコミュニティの中で得られる気づきは、組織分化の進んだ病院や専門クリニックの中では得がたいものと言えるかもしれません。
Dr.MTG(週2回15分間、日々の診療の中での困りごとや気づきをテーマに)
各拠点をオンラインで結び、年代や専門の違いを超えてそれぞれの考えを共有します。テーマは主に、若手医師や新任院長から提供されます。
- 胃ろうの患者さんの処置と管理・対応
- サルコペニア等の患者さんに対する対応について
- 在宅医療と病院の情報共有について
- 医療知識がある患者さんの対応について
- 休日夜間待機の往診対応について
- 医師の仲間集め、人材確保の取り組みについて
- 患者負担がかかる治療の適応方法(生活保護の患者さんについて)
- ALS患者さんの症状緩和と意思決定支援について
- 在宅医療の抗生剤の使い方について
やまとラボ
医師のキャリアや組織マネジメントについて考えたり、外部講師から医療界やテクノロジーの潮流などについてのインプットを得られる場を設けています。
志の解像度を上げる「メンター」&「ビジョンメイク・メニュー」
やまとの先輩医師たちも若手と呼ばれた頃、将来について迷っていました。一歩を踏み出すか迷っていたそのような時期に、自分たちの思い・やりたいことを聞き、常に背中を押してくれるメンターとの出会いがありました。自分たちの進むべき道が見え始めた今、今度は自分たちが将来に悩む若手の背中を温かく押してあげたいと考え、希望者を対象にメンター制度を敷いています。また、自己分析を支援するため、誰でも利用できるオリジナルの「ビジョンメイク・メニュー」も開発しています。
ビジョン&リフレクションシート
ビジョンシートは、将来のビジョンや目標を定めるために使用されます。このシートには、理想的な未来像、達成したい目標、自己の強みと弱みなどが含まれます。一方、リフレクションシートは、過去の経験や行動を振り返り、学びや成長の機会を見つけるために使用されます。このシートには、行動の結果、感情や思考の変化、今後の改善点などが含まれます。
マンダラシート
自分自身の目標や問題点を整理し、解決するためのツールです。シートの中心に最も大切なテーマを書き、その周りに関連するアイデアや課題、解決策やアクションプランを書き入れます。このプロセスを繰り返し、より詳細に作成することで自分自身の目標や問題点を明確にし、具体的なアクションを起こすことができます。
ミキワメ
自分自身の人間性や考え方、価値観などのパーソナリティを測定することができます。これは、メンタリングにおいて自己認知を向上させるためにも役立ちます。
ビジョンに合わせたエクスペリエンスデザイン
専門医研修
①日本在宅医療連合学会 在宅医療専門医研修
やまと在宅診療所は日本在宅医療連合学会の日本在宅医療連合学会 在宅医療専門医研修施設となっています。
全国的に病院完結型医療から地域密着型医療へ転換し、在宅診療や地域包括ケアシステムが求められるなか、現在の在宅支援診療所は都市部に集中しています。在宅診療は地域により形が異なり、都市型と地方型では医師に求められる診療の考え方、スキル、連携の型や方法も異なります。これから在宅診療を学ぶ医師にとっては地域を超えて系統的に経験するフィールドが必要です。 やまとでは、都市型と地方型それぞれのフィールドを準備し、知識や技術だけではなく「診療の視点」の幅を広げ、患者や地域の見立て方や関わり方、チームアプローチについて学ぶことができ、どのような地域でも地域医療を行える医師の育成を目指しています。
やまと在宅診療所 プログラム(ダウンロード)
②日本プライマリ・ケア連合学会総合診療専門研修(プログラム連携施設)
下記施設の連携施設となっています。
板橋中央総合病院(東京都板橋区)
国立国際医療研究センター(東京都新宿区)
③宮城在宅・緩和ケア包括教育プログラム
本プログラムは、病院完結型の緩和ケアや研究活動のほか地域でのアウトリーチ活動を実践してきた東北大学緩和医療学分野、在宅での緩和ケアを専門としている岡部医院仙台、宮城県を中心に東日本で在宅診療専門診療所を展開している医療法人社団やまとの三者が協同・連携したものです。
三者それぞれが強みを活かした環境を提供することで、これからの緩和ケア・在宅ケアを担う若手医師を育成していきたいと考えています。在宅医療連合学会専門医と緩和医療学会認定医の両方を最短18ヶ月で取得できます。
宮城在宅・緩和ケア包括教育プログラム
東北大学緩和医療学分野
爽秋会(岡部医院仙台)
院長・副院長としてのエクスペリエンス
医師のキャリアの選択肢の1つに開業がありますが、独立し自力で開業することにはリスクや労力が伴います。やまとでは、グループ内で院長(理事)や副院長となり、他の院長、診療所経営/運営の支援を行っている(株)地域医療パートナーズのバックアップを得ながらマネジメントや経営参画の経験を積むことができます。
新たに診療所を開設する場合の諸準備や、算定、経理、労務、総務等の事務的な管理業務は地域医療パートナーズにアウトソーシングできるため、管理者としてのより本質的な役割と言える診療のマネジメントやスタッフのHR(採用・育成・評価)、収支に関する意思決定の経験値を重点的に高めることができます。その過程においては各診療所の診療の量・質・効率や収支・経費構造、スタッフの就業環境に関するデータを一元化したレポート「診療所カルテ」なども参照しながら、よりよい診療所づくりについて考察を深めることができます。
診療+αのプロジェクト
患者さんや地域のQOLを想うとき、診療だけでは成し遂げられない何かがある場合、所属医師が他の医療機関や企業、行政や大学等と連携して課題解決に挑むことをやまとは積極的に応援します。具体的には、活動時間の確保や活動資金・人材面での支援、ネットワーキングなどを通じ、医師が為したいことの実現に向けて伴走します。
- 【プロジェクト例】
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- 宮城県北プラチナタウンプロジェクト
- 地域循環型研修プログラム@登米
- 緩和ケアアウトリーチプロジェクト
- 栄養補給、腸活、食欲増進、疲労回復効果のある
ノンアルコールビール開発プロジェクト
学会・研修参加支援制度
その他、常勤医師に対して学会年会費/参加費用、書籍代等の自己研さん費用の支援も行っています。